素晴らしい感性
以前お客様からのお礼状を読み、その担当客室係の感性の豊かさに驚かされました。
今日はそれを紹介します。
朝食の準備をお部屋でしている時のことです。
お子様が配膳をしている客室係に興味津々の様子。
その客室係は「お嬢ちゃん、良かったら私のお手伝いしてくれるかなあ?」と声をかけました。
するとそのお子様は快く手伝い始めたそうです。
その両親は家ではちっとも手伝ってくれないのに
一生懸命のわが子の奮闘振りをにこやかに見守っていたとか。
お子様に手伝っていただくことにより親子の絆を深めたのは間違いありません。
なかなか出来る事ではないでしょう。
話はこれで終わりません。
朝食後、片付けに入ったとき「さっきはお手伝いしてくれて有難う。
私からのお礼のお手紙です。」とかわいいメッセージカードをお子様に手渡したそうです。
メッセージカードを読んだお子様は大喜び、すかさず両親にそのカードを見せに来たそうです。
この光景を想像しただけで笑い声が聞こえてくるような気がしませんか?
このような心配りで親子の絆やコミュニケーションを深め、
お客様の大切な思い出にまで結びつけることができています。
これこそ最上級のおもてなしなのではないでしょうか?
稲取温泉 浜の湯 社長 鈴木良成